摂津市での廃車手続き方法と廃車の必要性

【摂津市】廃車する前に知っておきたい、事故車の定義とは？

事故車と聞くと、その名のとおり事故に遭った自動車を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかしながら、車業界における事故車は、修復歴車のことを指すのが一般的です。事故やその他の理由で修復したことがある車は、全て事故車と称されます。

修復歴にカウントされる箇所は、車のフレーム部分に該当する以下の9カ所です。

• トランクフロア
• フレーム
• フロア
• クロスメンバー
• ルーフパネル
• インサイドパネル
• ダッシュパネル
• ピラー
• ラジエーターコアサポート

なぜフレーム部分のダメージ＝事故車になるかというと、修理しても完全に直すことが難しい箇所だからというのが理由。フレーム部分は車にとって最も重要な部分で、修理したとしても正常な走行ができない可能性があることから、事故車とみなされるのです。

交通事故を起こしていなくても、上記のうち一つでも修復歴や損傷があれば事故車として扱われます。

ただし、バンパーやドアはフレーム部分ではあるものの、修復歴にカウントされる項目には含まれておらず、事故車扱いとはなりません。修復歴に事故やトラブルの度合いは無関係で、フレームにダメージがあるかどうかが判断基準です。

【摂津市】事故車になった車は廃車の他どのような対処法がある？

事故車になった車の対処法として、すぐに思いつくのは廃車にするという選択肢ではないでしょうか。もちろん、損傷が激しくフレームまでダメージが及んでいる、車として機能しないといった場合には、廃車を選択するのがベストかもしれません。しかし、それ以外にも処分方法はあります。

事故車を買取に出す

一つめは、事故車を買取に出す方法。

車の状態や中古車買取業者にもよりますが、事故車でも買取してもらえないわけではありません。もちろん、事故車でない車よりも査定額は下がってしまいますが、新しい車を購入する際の費用に充てることができるでしょう。

修理した状態で査定するのが一般的ですが、買取業者によっては、修理前の状態で買取してくれるケースもあるため、いくつかの業者に相談してみるのもいいかもしれません。

事故車を修理して乗り続ける

二つめは、車を手放さず修理に出す方法です。

修理をする場合、事故に遭った当日に修理に出すのが一般的。損傷が軽く走行できる状態なら、店舗まで事故車で出向いて修理を依頼し、代車を用意してもらうという流れになるでしょう。

損傷が大きく運転ができない状態であれば、レッカー車で運んでもらう必要があります。レッカーを依頼する費用は、任意保険を利用するケースが多いでしょう。

【摂津市】事故に遭ってしまった！修理？廃車？迷ったらご相談ください

事故車を修理に出すか、それとも廃車にするか、迷うこともあるでしょう。その際の判断基準について解説していきます。

フレームまで損傷があるなら廃車にするのがおすすめ

フレームにダメージがあり歪んでしまっているような場合、車の強度が低下することに加え、完全に元通りにすることはできません。大きなダメージの場合、車がまっすぐに走行できない、ハンドルが重くなるなど、後の事故につながりかねない不具合が生じることも考えられるでしょう。たとえ修理したとしてもフレームの歪みは車の寿命を短くすることにもなり、長く乗り続けることができないことも、理解しておく必要があります。

また、車のメーカーやダメージの度合いによっても異なりますが、フレームの修理費用は高額になる可能性も大いにあるでしょう。修理をした場合には修復歴がつくため、後に売却するときの買取価格は相場よりも低くなってしまうことも理解しておかなくてはなりません。

修理を選択すべきなのはこんなケース！

フレームのダメージがないことに加え、事故車を修理して乗り続ける選択をすべきなのは以下のような場合です。

• 購入から日が浅い
• 車検を受けたばかり
• 修理費用が高額でない

型式が古く走行距離も長い場合、修理をしても長く乗り続けることはできない可能性が高いですが、まだ新しい車であれば、きちんと修理することで乗り続けることができるでしょう。

新車で購入している場合、まだメーカー保証の期間内であるかもしれません。メーカー保証期間内であれば、修理費用がかからない可能性もあります。

車検には高額な費用がかかるため、車検を受けたばかりの車を乗り換えるのはもったいないでしょう。車検を受けたばかりのタイミングであれば、修理して乗り続けるのがおすすめです。

ひとまず見積りを出し、修理価格で判断するのも一つの方法。

修理にかかる費用が数万円程度とそう高額でないなら、修理をして乗り続けるのがベストでしょう。

しかし、ダメージの度合いや修理箇所、車両保険加入の有無によっても異なりますが、数十万～数百万と、修理に高額な費用がかかるケースも少なくありません。修理の見積りの結果、あまりにも費用がかかるようであれば、修理にお金をかけるよりも処分した方がいい場合もあるでしょう。

ただし、車に愛着がある場合、廃車にしたり買取してもらったりすると、後悔することもあるかもしれません。まずは業者に相談して見積りを出してもらい、その費用をもとに手放すかどうかを検討するのもよいでしょう。

摂津市や茨木市で廃車にするかどうかお悩みの方は、摂津市にある株式会社広瀬自動車にご相談ください。相談や見積りは無料で対応いたします。

【摂津市】廃車のメリット・デメリット

廃車にするメリット・デメリットには、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

廃車にするメリット

廃車にするメリットは、主に以下の3点です。

• 維持費がかからない
• 自動車税がかからない
• 還付金を受け取ることができる

不要な車であっても、保管し続けるためには、駐車スペースが必要になります。場合によっては駐車場代として余分な費用がかかっていることもあるでしょう。自宅の敷地内に駐車スペースがあり、駐車場代は無料という場合であっても、車を乗らないまま長い間放置していると、車はどんどん劣化してしまいます。劣化した車はタイヤが固着する、空気が抜けるなどにより、処分したいときに自力で動かせなくなってしまうことも考えられるでしょう。

登録がある車には、自動車税が課税されます。2019年10月1日に自動車税が引き下げられましたが、軽自動車なら10,800円、普通車の場合1L以下で25,000円、6L以上なら110,000円と、決して安い費用ではありません。自動車税の支払いがなくなるのは、廃車にする大きなメリットです。

廃車にすることで、すでに支払っている保険料や税金のうち、使わなかった分を還付金として受け取ることができるのも、メリットの一つ。還付金には、自動車税と自動車重量税、自賠責保険が含まれます。自賠責保険の場合、有効期限が1ヶ月以上残っているときのみ、還付の対象です。自動車税は廃車登録することで還付となりますが、自動車重量税は別途申請する必要があることも把握しておきましょう。

廃車にするデメリット

メリットはもちろん、デメリットもきちんと理解しておきましょう。廃車にするデメリットは、以下の点が挙げられます。

• 廃車にするのも費用がかかる
• 廃車の手続きが面倒

廃車手続きには、一時的に使用できないようにする「一時抹消登録」と、解体やリサイクルをして二度と乗れないようにする「永久抹消登録」の2種類があります。

一時抹消登録の手続きにかかる費用は、軽自動車なら350円、普通車なら650円ですが、永久抹消登録の手続きにかかる費用は、車体解体費用とリサイクル料、運搬費用と、全部合わせて数万円はかかってしまう計算です。廃車手続きが無料でないのも、デメリットの一つでしょう。

また、廃車の手続きが必要な点も、デメリットの一つ。廃車の手続きには、ナンバープレートの取り外しと運輸局での抹消登録の申請があります。

軽自動車の場合、ドライバーさえあれば簡単にナンバープレートを取り外すことができますが、普通自動車の場合、封印を切らなくてはならず、手間取ってしまうこともあるかもしれません。廃車手続きのためには、印鑑証明書の原本と実印が必要となり、用意するだけでも億劫に感じてしまうことがあるでしょう。