茨木市での廃車手続きと必要な書類

【茨木市】廃車の手続きは自分でするより業者に相談した方が確実！

廃車手続きとは、車両の名義（車籍）を消すことです。廃車手続きが済んだ車両は自動車税の支払いの対象から外れ、公道を走れなくなります。車検が切れたから乗らずにいる、故障して乗れないからそのままにしている…といった理由などで放置しているだけでは廃車にはなりませんのでご注意ください。

廃車手続きには2種類ある

乗らなくなった自動車を廃車にする手続きは2種類があります。それぞれご紹介していきましょう。

自動車の廃車手続き2つ

• 永久抹消登録
• 一時抹消登録

永久抹消登録は永久的に自動車の車籍を消すことで、将来にわたって自動車税の支払いがなくなり、公道も走れなくなります。事故車や故障などで解体処分する車両など、二度と乗ることがない場合は永久抹消登録の対象となるでしょう。

もう一つは一時抹消登録。一時的に自動車税の支払いを停止し、公道の走行ができなくなります。盗難に遭った車両や海外転勤などでしばらく乗らなくなる車両など、また乗ることを想定している自動車は一時抹消登録を選択するケースが多いです。

これらの手続きは陸運支局で行いますが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会での手続きとなるので覚えておきましょう。茨木市の場合は大阪陸運局と軽自動車検査協会高槻支所が管轄となります。

自分でするとこんなに大変

自動車を廃車にする際、永久抹消登録や一時抹消登録のいずれかは必ずとるべき手続きですが、決して簡単ではありません。

廃車手続きの手がかかるポイント

• 永久抹消登録の場合は手続き前に解体していることが必須なため、解体業者を探す必要がある
• 解体完了まで最低1週間ほどかかる
• 解体完了後に陸運支局、または軽自動車検査協会へ足を運ぶ必要がある
• 平日の手続きとなる（陸運支局や軽自動車検査協会が開いているのは平日のため）

永久抹消登録では「解体報告記録日」と「移動報告番号」の報告がマストなので、自動車を解体してからでないと手続きができません。つまり、個人で廃車手続きをする場合は、まず解体業者を選定して解体を依頼することが必要となるのです。解体依頼から完了までは1週間ほどかかり、業者を探したり見積りをとったりする手間も考えると、それなりの時間を要することを想定しておきましょう。

車両の解体が完了したら実際に茨木市管轄の陸運支局、または軽自動車検査協会で手続きを行いますが、陸運支局が開いているのは平日となるので、仕事が忙しい人などはスケジュール調整が必要です。

このように、廃車の手続きには多くの手間と時間がかかります。廃車手続き自体は無料ですが、解体業者に自動車のスクラップを依頼するには数万円の費用がかかることも覚えておきたいポイントです。このようなステップを短縮したいという方は、廃車手続きを行っている業者や買取業者へ見積り相談してみましょう。自分で手続きするより簡単に廃車をすることができます。

【茨木市】業者で廃車する手続きの流れ

茨木市で自動車の廃車手続きを業者に依頼する場合の、手続き完了までの流れを確認していきましょう。

ステップ1：廃車手続きができる業者の選定

まずは、廃車まで一連の流れをお任せできる業者を探します。「茨木市／廃車／業者」といったキーワードでインターネット検索をしてみましょう。普段から贔屓にしている業者がある場合はそこへ相談してみてもよいでしょう。

茨木市の廃車の手続きを請け負っている業者にはディーラー、中古車販売店、自動車修理工場、解体業者など様々な業種がありますが、ここで注目したいポイントは手続き完了までにかかる費用です。

業者、業種により廃車手続き完了までにかかる費用は異なります。自動車解体費用がかかる、廃車手続きに手数料がかかるなど、どのポイントでいくらかかるかは見積りをとるなどして把握しておくと安心でしょう。相場としてはディーラーで1万～8万、スクラップ業者で2万～5万ほどです。

廃車買取業者では廃車にかかる費用が無料であったり、廃車にする車両でも買い取ってもらえたりするケースもあります。また、自動車重量税の還付金を戻してくれる業者もあるので、確認しておくことがおすすめです。

ステップ2：自動車の持ち込み

業者を決めたら実際に自動車を業者へ移動させます。故障車などで走れない場合はレッカーが必要となるでしょう。こちらも民間の会社に依頼する場合は見積り相談を。まだ走れる場合は自走して向かうと費用削減につながります。

ステップ3：必要書類の提出

永久抹消登録または一時抹消登録に必要な書類を揃えて業者へ提出します。必要な書類に漏れがないよう事前に業者によく確認しておきましょう。

ステップ4：証明書を受け取る

業者に廃車の手続きを依頼する際は、必要に応じて廃車となったことを証明する書類も依頼しましょう。

廃車の証明となる書類の例

• 登録事項等証明書…普通自動車の永久抹消登録を証明する書類（手数料300円）
• 検査記録事項等証明書…軽自動車の永久抹消登録を証明する書類（手数料300円）
• 登録識別情報等通知書…普通自動車の一時抹消登録を証明する書類（手数料350円）
• 自動車検査証返納証明書…軽自動車の一時抹消登録を証明する書類（手数料350円）

廃車の証明となる書類は、自賠責保険の解約や新しい自動車の車庫証明をとる際、一時抹消登録を解消する際などに必要です。

【茨木市】廃車に必要となる書類

茨木市で廃車の手続きをする際は、大阪陸運局または軽自動車検査協会高槻支所に行き、書類の提出が必要です。どのような書類を用意すれば良いのかご紹介していきましょう。

永久抹消や一時抹消で必要な書類

まずは基本の書類を解説していきます。

＜事前準備が必要な廃車手続き関係書類＞

• 自動車検査証
• 所有者の実印
• 所有者の印鑑証明書（発行後3ヶ月以内のもの）
• 移動報告番号と解体記録日が記載された書類（永久抹消の場合）

＜現地調達可能な廃車手続き関係書類＞

• 抹消登録申請書
• 手数料納付書

＜書類以外に必要なもの＞

• ナンバープレート（前後2枚）

＜住所変更などが必要な場合の書類＞

• 住民票または戸籍の附票（住所変更の場合）
• 戸籍謄本または抄本（氏名変更の場合）

自動車重量税還付申請で必要な書類

永久抹消登録申請と同時に1ヶ月以上車検残存期間がある場合は、自動車重量税の還付手続きを行うことができます。

＜自動車重量税還付申請で必要な書類＞

• 自動車重量税還付を受け取る銀行等の預金口座内容
• 本人確認書類（個人番号カードまたは、通知カード＋運転免許証、パスポート等）

業者に依頼する際に必要な書類

廃車手続きを業者に依頼する場合は追加でこれらの書類を準備します。詳細は業者へ確認すると安心です。

＜業者へ依頼する際の追加書類＞

• 抹消手続き用の委任状
• 自動車重量税還付申請用の委任状（必要に応じて）
• 所有者の免許証のコピー（必要に応じて）

必要な書類は自分で廃車手続きをするのか業者へ依頼するのか、自動車重量税還付申請をするのかなどケースによって異なります。心配な方は廃車の相談に応じてくれる業者へ確認するのがおすすめです。

現地に赴いてから書類が足りなくて引き返す、といったことがないよう準備しましょう。ナンバープレートも忘れてはなりません。

【茨木市】廃車で解体を予定・事故で動かないときはレッカー依頼

茨木市で自動車をいざ廃車にする際、動かない車両や動かせない車両の場合はレッカーの依頼が必要になります。

レッカーが必要になるのはどんなとき？

まずはレッカーの力を借りるケースを考えてみましょう。

＜事故車や故障車＞

廃車にする車両が故障車や事故車で動かないときは、廃車手続き業者や解体業者へ持ち込む際にレッカーが必要です。全く動かないわけではない、といった場合でも、ブレーキに異常があるなど安全面に不安があるときはレッカーを依頼します。

＜車検切れの車両＞

車検が切れた自動車の運転は道路交通法違反となるので注意が必要です。レッカーで前輪がついてしまうと公道を走っているとみなされ、道路運送車両法違反となってしまうので積載車の手配が必要となります。

廃車買取業者にレッカー依頼しよう

レッカーを依頼する方法はいくつかあり、JAFや自賠責保険などのロードサービスを思い浮かべる方も少なくないでしょう。しかし、これらのロードサービスでは車両を修理するための施設へのレッカー移動が前提で解体業者へのレッカーは受け付けていないケースや、自宅で保管していた車両は受け付けていないといったケースがあります。

では廃車にする、解体するといった予定の自動車はどこにレッカー依頼をしたらよいのでしょうか？茨木市エリアの民間のレッカー会社に依頼することも可能ですが、見積りをとってみたら数万円かかるといった思わぬ出費となることもあります。

そこでおすすめなのが廃車買取業者への依頼です。廃車買取業者では、レッカーの費用が無料であったり、事故車でも買取可能であったり、手間が省けるだけでなく費用面でお得なケースもあります。レッカーの不安などは、まずは廃車買取業者に相談してみてはいかがでしょうか。